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主な脱毛方法

脱毛クリーム・脱毛スプレーについて

脱毛クリーム・脱毛スプレーとは

脱毛クリームや脱毛スプレーは「手軽で、簡単」という触れ込みで人気の商品です。脱毛クリームはチューブなどの容器に入ったクリームをヘラなどで、ムダ毛を処理したい場所に均一に塗布します。実際にやってみると、この均一に伸ばす作業が手間になるため、もっと手軽なスプレー式の「脱毛スプレー」が売り出されるようになりました。脱毛スプレーは除毛したい部位にひと吹きして数分置き、その部分をふき取って脱毛をするという商品です。これらは肌への塗布方法が違うだけで、毛を溶かす効果を持つ成分で脱毛するという仕組みは同じです。

脱毛クリーム・脱毛スプレーはどのように脱毛するの?

基本的にはスプレーであってもクリームであっても、肌の上に薬剤を塗布し、一定時間置き、薬剤を落とすと一緒に毛が抜けるというのが脱毛までの流れです。

脱毛クリーム・脱毛スプレーはどのように脱毛するの?

出来るのは一時的な除毛

脱毛スプレーや脱毛クリームが実際にしているのは「脱毛」ではなく「除毛」である、ということは知っておきましょう。つまり毛が抜けているのではなく、皮膚より上に見えている毛を取り除いているだけなのです。毛が抜けるわけではないので毛は再び成長し生えてくることになります。永久脱毛の効果を得ることはできませんのでご注意ください。

脱毛クリーム・脱毛スプレーの仕組み

出来るのは一時的な除毛

脱毛クリームや脱毛スプレーの主成分にはたんぱく質を溶かす「チオグリコール酸カルシウム」が含まれています。シスチン結合と呼ばれる結合を切断する働きを持っていて、毛に含まれるタンパク質の組織を破壊することで毛を溶かして除毛効果を得ます。

シスチン結合とは何か。それを説明する前にまず毛がどのような物質でできているかを説明する必要があるでしょう。

毛は99%が硫黄を含むタンパク質であるケラチンで構成されています。ケラチンは毛や爪、皮膚の角質層を構成する大切な成分で、 18種類のアミノ酸が結合してできています。毛はシスチンと呼ばれるアミノ酸が最も大きな割合を占めています。「チオグリコール酸カルシウム」によってシスチン結合が切断されると、毛は状態を保つことができなくなります。

毛の結合を切断させて毛を溶かす

毛は「硬ケラチン」という脂質の少ない硬質のタンパク質でできています。一方で皮膚は「軟ケラチン」と呼ばれる脂質の多いタンパク質でできており、毛とは少し異なる物質でできています。

硬ケラチンで作られているものは爪や動物のツノ、鳥のクチバシや魚のウロコもこの硬ケラチンで作られています。硬ケラチンで出来ている部分が硬い理由は、アミノ酸の結びつきが固いためです。「ペプチド結合>シスチン結合 >イオン結合>水素結合(結合力の強い順)」という4つの結合によってしっかりと結びついています。

毛の側鎖結合

シスチン結合を切断させる理由

毛は強固な結合のどれかを解くと、完全に切断されない部分はあっても毛の結合を解離でき、タオルやヘラで軽くふき取って処理する事ができます。

そこで脱毛クリームはチオグリコール酸カルシウムという有効成分で、 4つアミノ酸の結合のうち、シスチン結合を分解することで除毛する仕組みになっています。ではなぜシスチン結合を狙って除毛をするのでしょうか?

それは、この硬ケラチンに特化して作用させることで、出来るだけ肌へのダメージを抑えて毛を除毛するためです。硬ケラチンを構成する4つアミノ酸の結合のうち、他のタンパク質にくらべて硬ケラチンに特に多いのは「シスチン結合」です。そしてチオグリコール酸カルシウムは、まさにこのシスチン結合に作用して、その結合を解くことができるのです。
こうした理由から、除毛クリーム・脱毛スプレーは皮膚のタンパク質への作用を最小限にして、毛のみに特化して作用する事がお分かりいただけたのではないでしょうか。もちろん肌への刺激はありますが、皮膚が溶けるというような致命的なダメージを与えるものではありません。

脱毛クリーム・脱毛スプレーを使うメリット・デメリット

脱毛クリーム・脱毛スプレーのメリット

カミソリなどで処理をするよりも、毛の先端が丸くなって生えてくるため、毛が薄くなったと感じたり、チクチク感もなくなります。

脱毛クリーム・脱毛スプレーのデメリット

敏感肌の方は肌荒れを起こす可能性がありますし、決して肌に優しいとは言えません。まずは一度パッチテストをすることをおススメします。色素沈着や肌荒れなどの肌トラブルが起きた場合は皮膚科の診断を受けましょう。