脱毛前のお手入れは、実はこれといって特別あるわけではなく、いつもと変わらないシンプルなお手入れで十分です。ただ、肌トラブルを起こさず効果的に脱毛するための注意点はいくつかあります。「うっかり忘れていた!」ということでも、注意していないと当日お手入れを受けられなくなるような重要なポイントもあるので実際に施術を受ける前に再チェックをしましょう!
脱毛するときは毛を剃った状態で行います。前日、あるいは前々日にシェービングしておきましょう。肌荒れしてしまったり、カミソリ負けしたところは脱毛施術ができないため、肌に負担を与えないよう、シェービングする時にジェルを使用するか電気シェーバーで剃る事をお勧めします。そして剃ったあとは必ず保湿しておきましょう。
レーザーの光は肌がしっとり潤っていたほうが、深く浸透します。逆に乾燥してかさかさの肌には上手くレーザーが浸透せず、施術をしても効果が十分得られない可能性もあります。脱毛前1週間は保湿クリームやジェルで、しっかり保湿しておきましょう。
極端な日焼けして黒くなってしまった肌に医療レーザーや光脱毛を照射すると、赤みや腫れなどの肌トラブルのリスクが高まるため、日焼けがあると適切なパワーで照射を行うことが出来なくなります。照射前は必ず日焼け止めを使用し、出来る限り日焼けを避けてください。
カミソリやシェーバーでの処理だと、毛穴に残った毛の黒いプツプツが気になるから毛抜きを使用しているという方は多いのではないでしょうか。黒くプツプツしていると見映えも良くないですし、スポッと抜けるとスッキリします。しかし、医療レーザー脱毛をご検討中の方は、毛抜きを今すぐ使わないようにしましょう。
医療レーザーは毛の「黒」反応するレーザーを利用しています。毛に含まれるメラニン色素にレーザー光が吸収され、熱エネルギーになります。毛根にその熱が伝わりダメージを受けることで、毛が生えなくなるのです。
そのため毛抜きで根元から引き抜いてしまうと、毛包という毛の袋と、毛自体が無くなってしまい、脱毛の効果が得られなくなってしまいます。
また、毛抜きの使用すると毛嚢炎になったり、埋没毛になってしまったり、お肌が黒ずんでしまったりするリスクが高まります。
レーザー脱毛をご検討中の方は、毛の生え変わりのサイクルである「毛周期」も乱れてしまいますので、毛抜きでの自己処理は我慢しましょう。