プロの手を借りて脱毛しようと考えるときには2つの選択肢があります。1つは医療脱毛クリニックや美容クリニックでの「医療レーザー脱毛」、もう1つはエステサロンや脱毛専門サロンでの「光脱毛」です。通う所が違うだけと一括りにしてしまう人も多いこの2つは似て非なる脱毛であることを知り、ご自分に合った脱毛を選びましょう。
国の認可を受けた医療機関です。
クリニックには必ず医師がいて、施術も国家資格を持つ医療従事者が医師の監督の下脱毛を行います。
エステサロンの中でも、特に脱毛を専門に取り扱っているサロンです。エステティシャンによる脱毛を行い、キャンペーンも多いため比較的低価格で脱毛をすることができます。
まずは「光脱毛」と「レーザー脱毛」の違い表にまとめて簡単にご説明します。
医療レーザー脱毛 | エステ脱毛 | |
---|---|---|
脱毛器のパワー | 非常に強いパワー | 弱いパワー |
脱毛の痛み | 強い痛み | 軽い痛み |
施術回数 | 約5回 | 約18回 |
脱毛期間 | 短期間で脱毛できる | 長期間通う |
脱毛資格 | 有資格者が施術 | 資格がなくても施術できる |
医師の診察 | 医師の診察がある | カウンセラーのみ |
肌トラブル | 薬の処方が可能で迅速に対応してもらえる | 店舗では対応できない |
つまり…
医療脱毛=強いパワーで照射するので強い痛みを伴いますが、高い効果で脱毛が可能少なく回数で脱毛が完了する
サロン脱毛=弱いパワーで照射するので痛みは軽度の痛みですが、脱毛の効果は低くなかなか完了できない。
医療脱毛とエステサロンで行われている光脱毛(IPL脱毛・プラズマ脱毛など)の違いで1番のポイントは脱毛器のパワーの大きさです。
医療脱毛クリニックでは、医療用に製造された強いパワーで脱毛できる医療レーザー脱毛器を使用し、脱毛を行います。
医療機関には医師が常駐しているため、施術中にトラブルが発生しても適切な処置が行うことができます。国から許可された強力なレーザー機器を扱い効果の高い脱毛を行うことができます。
対してエステサロンでは、強力なレーザー機器ではなく家庭用の脱毛器と同じ光脱毛器を使用し、脱毛を行います。
脱毛サロンには医療従事者がおらず、施術中や施術後に肌トラブルが起きないよう、パワーが抑えられた脱毛器を使用します。そのため、脱毛効果が得られるようになるまで施術を何回も受ける必要があります。
脱毛サロンで行われている光脱毛(フラッシュ脱毛)は、いわゆる減毛・抑毛・制毛という処理行為になり、永久脱毛ではありません。
日本では「永久脱毛」の定義がきちんとは決められていません。現在、クリニックでの医療レーザー脱毛や、一部サロンでも行われている美容電気脱毛(ニードル脱毛)にのみ「永久脱毛」という言葉を使用できることになっています。ただ、医療レーザー脱毛であっても、「永久にムダ毛が生えてこない状態」にすることは不可能と言われています。クリニックで「永久脱毛」として掲げている場合は、アメリカの永久脱毛の定義「最終脱毛の施術を受けてから、1カ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」を基準にしていると考えましょう。
医療レーザー脱毛でも光脱毛でも、光を照射するタイプの脱毛法では必ず痛みが伴います。しかし、その痛みの程度と軽減する方法が異なります。
脱毛サロンに比べ医療脱毛は強いパワーでレーザーを照射するので、比較的強い痛みを伴います。対して脱毛サロンの光脱毛器は、強い光を照射することができないので、痛みはその分少なくなります。
医療レーザー脱毛と光脱毛は黒い色素に反応する仕組みを利用しているため、VIOなどの濃く太い毛ではどちらも強い痛みを伴い「熱い針で刺されているような感覚」と表現する方もいらっしゃいます。
脱毛の痛みは照射をする前にアイスノンなどでしっかりアイシングを行うことで、照射部位の感覚が鈍くなって痛みを軽減することができます。
医療機関では塗るタイプの麻酔クリームや、ガスタイプの笑気麻酔などを使用する事ができるところもあります。麻酔を使用すると強い痛みがある医療レーザー脱毛でも、脱毛サロンでの痛みと同じレベルまで軽減することが可能です。
医療機関では研修を受けた「有資格者」、医師や看護師が常駐しています。万が一の際にはしっかり対応できるよう知識を身につけ、常に安全で効果の高い脱毛を行えるような体制が整っています。
一方、脱毛専門サロンは医療機関ではないため、医療従事者ではない「エステティシャン」が照射を行います。つまり、施術を行うための資格は必須ではありません。
医療機関では研修を受けた「有資格者」、医師や看護師が常駐しています。万が一の際にはしっかり対応できるよう知識を身につけ、常に安全で効果の高い脱毛を行えるような体制が整っています。
一方、脱毛専門サロンは医療機関ではないため、医療従事者ではない「エステティシャン」が照射を行います。つまり、施術を行うための資格は必須ではありません。